ちょっとしたお話「7. 神大前???」
東神奈川駅からバスを利用して横浜キャンパスに行く場合、この路線に乗るのに使うバス乗り場(東神奈川駅西口5番のりば)の行先案内表記を見て怪しい点に気づいた人はどれくらいいますでしょうか?
ちょっとした不思議をここでは紹介します。
注(2013.-5.29追記):本文は2009年1月3日にまとめました。
当該停留所の行先案内板は、2013年3月30日改正の神奈川区ふれあいバス新設の際に交換されたため現在はありません。
神大前?
この「神大前」停留所について、確かに2006年3月下旬までは”神奈川大学前”なる停留所がありましたが(廃止された66系統が停車)、”神大前”と略称で表記された停留所はこれまで聞いたことがありませんですし、ここから出る路線(横浜市営36・82系統)はその神奈川大学前を通りませんでした。
これはいったい何?
この種明かしですが、実はこれ”神大寺(かんだいじ)”停留所の誤植なのです。
この案内表示にはこの神大寺を含めて途中まで同じルートを辿る路線がもう一つ記載されていますが、そこには”寺”を貼って修正された状態でいました。(次の写真参照)
ちなみに、上の写真をよくご覧戴くと、”前”の部分に何か貼ってあった形跡がありますが、これは恐らく”寺”のシールが剥がれた跡だと思われます。
左写真
”神大寺”に修正された部分の拡大図を含めた行先案内の全体図
しかし、この”神大寺”も横浜キャンパスに比較的近いのに、読み方が”かんだいじ”であって、”じんだいじ”ではないのですよね…。(この読みだと”深大寺”なら東京にありますが。)
ただ、神奈川大学よりも神大寺の方が古いでしょうから、その略称読みを”かんだい”にしなかったのはこれと区別するためだったのでしょうか?